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手首の頼もしい相棒!OPPO Watchで生活クオリティが上がった【レビュー】

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今回は、OPPOが発売するスマートウォッチ『OPPO Watch』をご紹介します。
「電池持ちはどうなの?」「どんなことができるの?」など、皆さんが気になるであろうポイントをメインでお伝えします。

このタイミングで購入?

OPPO Watchはちょうど1年ほど前に発売されたスマートウォッチです。

このタイミングで買うのはちょっと抵抗がありましたが、発売当初25,000円ほどで売られていたのが値下がりしてきてセールで12,000円ほどになっていたのが決め手でした。
Wear OSを搭載したスマートウォッチにはずっと興味があったので、この価格で試せるのは単純にお得だろうという考えです。

なお、OPPOは後継機となる「OPPO Watch 2」を発表しています。日本での発売は正式に発表されていないようですが、日本での発売の可能性も十分にあると思いますので、今購入を検討している方はこちらを待つのもアリ…かもしれませんね。

スペック

まずは簡単にスペックを見ていきいましょう。

OPPO Watch 41mm
CPU Qualcomm Snapdragon Wear 3100
Ambiq Micro Apollo 3(省エネモード用)
ストレージ 8GB
OS Wear OS by Google
ディスプレイ 1.6インチ AMOLED
320×360
充電時間 約75分(同梱充電器使用時)
通常使用時間 約24時間

OPPO Watchには41mmモデルと46mmモデルがありますが、日本では41mmモデルのみ発売されています。

CPUは2つ搭載されています。
通常はSnapdragon Wearが使用されますが、省エネモードでは消費電力の低いAmbiq Microが使用されます。
通常モード時の高パフォーマンスと省エネモード時の低消費電力という特徴を切り替えているようです。こんなやり方があるんですね…!

OPPO Watchは、メーカー独自のOSではなくGoogleが提供する「Wear OS by Google」を採用しています。

本体を見てみよう

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細長い外箱に入っています。開けるとすぐ本体。

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内容物です。

本体、充電器、クイックスタートガイド、セーフティガイドが入っています。

外観

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こちらが本体。カラーバリエーションはブラック、シルバーミスト、ピンクゴールドの3色が用意されています。素材はアルミ合金。
やはり無難なブラックかなぁと思ったのですが、ブラックだけ本体が光沢のある仕上げになっているのが気になり、今回はシルバーミストを選びました。

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本体裏面です。
中心にセンサー類が配置されており、その部分が膨らんだ形状になっています。

上下にあるボタンを押すと、ベルトを簡単に取り外すことができます。
取り付ける際はベルトを押し込むだけ。ここまでベルト交換がしやすいスマートウォッチは初めて見ました!

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左:本体左側面 右:本体右側面

続いて、本体側面です。
左側にはスピーカーが、右側には電源ボタンとマルチファンクションボタンが付いています。
ボタンの間にある小さな穴はマイクです。

付属のバンド

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ベルトは短め

手首に装着するとこんな感じ。よく「バンドが短い」との声が上がっていますが、確かに短めです。
僕は手首が細いので一番小さい穴から四番目のところでちょうどよかったですが、手首が太い人だと合わないこともありそうです。

なお、実際にやってみると分かるのですが、バンドの装着は結構難しいです。慣れれば着けやすくなりますが…お好みのベルトを購入して付け替えてしまうのも手かもしれません。

充電について

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開封時のバッテリー残量は0%でした

付属の充電器は、本体を近づけると磁石によってバチッとくっつきます。
少し触るとズレてしまってちゃんと充電されないこともあるので注意は必要ですが、十分に使いやすい充電器だと思います。

OPPO Watchは急速充電に対応していて、75分でフル充電と発表されています。
実際に計測はしていませんが、例えばお風呂に入っている時間や起きてから家を出るまでの時間に充電しておくと、ものすごいスピードで充電が進んでいて驚きます。

スマホとのペアリング

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スマホとのペアリングには、主に「Wear OS by Google」と「HeyTap Health」というアプリを使います。
AndroidiOS向けに配信されています。

Wear OSを搭載したスマートウォッチとしての基本的な連携はWear OSアプリのみで出来ますが、OPPO Watch独自のアクティビティの記録などはHeyTap Healthを使うことになるので、最低でもこの2つのアプリを入れておくと良いでしょう。
(使い方によっては、Google Fitアプリもあると便利です。)

play.google.com
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Wear OSのキホン

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左:ウォッチフェイス 右:アプリ一覧

起動して初期設定を終えると、ウォッチフェイスが表示されます。
本体右側面の上のボタン(マルチファンクションボタン)を一回押すとアプリ一覧が表示されます。

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左:クイック設定 右:Googleアシスタントメニュー

ウォッチフェイスの画面で下にスワイプすると、クイック設定画面が出てきます。Androidユーザーにはお馴染みの見た目ではないでしょうか。
ここでは、ディスプレイ輝度・音量等の設定や、機内モード・シアターモードのオンオフなどがパッと出来てとても便利です。

ウォッチフェイスの画面で右にスワイプすると、Googleアシスタントメニュー(と勝手に呼んでいます)が出てきます。
ここではワンタッチでGoogleアシスタントを起動できる他、日付や天気、その他いくつかの提案が表示されます。
僕の使い方ではあまり活躍する機会はないですが、地味に便利!なメニューです。

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左:タイル 右:通知

ウォッチフェイスの画面で左にスワイプすると、タイルが表示されます。
ここにはアクティビティの記録や心拍数の記録、次の予定や天気など様々な情報を5つまでカード形式で表示することが出来ます。

ウォッチフェイスの画面で上にスワイプすると、通知を確認することが出来ます。
スマホのWear OSアプリから通知を送信するアプリを選択することで、スマホに通知が来ると同時にOPPO Watchも振動して通知を知らせてくれます。
LINEやGmail等のメッセージ・メール系のアプリに関しては、ここから簡単な文章や絵文字で返信することも出来ます。

OPPO Watchで出来ること

それでは、ここからOPPO Watchで出来ることを抜粋して紹介していきます。

ワークアウトと5分間フィットネス

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左:ワークアウト 右:5分間フィットネス

スマートウォッチ・スマートバンドでは定番となっている機能ですが、例に漏れずOPPO Watchにも搭載されています。

が…

OPPO独自のワークアウトはたったの5種類しか用意されていません。
別アプリとして搭載されているGoogle Fitのワークアウトはかなり多くのワークアウトが用意されているので、こちらを使うのもアリです。ただし、記録されるスマホアプリはそれぞれ異なるので注意が必要です。

また、5分間フィットネスという機能も搭載されており、5分間で簡単なエクササイズをすることが出来ます。映像と音でエクササイズのサポートをしてくれ、気軽に取り組みやすいと思います。
こちらも5種類用意されています。

心拍数の測定・睡眠記録

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こちらもスマートウォッチと言えばの定番機能ですが、心拍数の測定が可能です。
また、心拍数の自動測定を有効にすることで、自動的に睡眠の記録も残してくれます。

電話

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電話帳の確認や、ダイヤルパッドを使って電話をかけることもできます。

OPPO Watch自体はモバイルデータ通信に対応していないので、ペアリングしているスマホから電話をかける形になりますが、本体にスピーカーとマイクが付いているのでスマホを取り出さずに通話が可能です。
また、スマホにかかってきた電話をOPPO Watchで受けて通話することも出来ます。

Google Play

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Google Playストアがインストールされており、ストアからWear OS向けのアプリをインストールすることが出来ます。

Googleマップや電卓アプリなど基本的なアプリはもちろん、ウォッチフェイスを追加するアプリやゲームなど、様々なアプリが用意されています。

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リモートシャッター

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リモートシャッターアプリ(正式名称:Camera Remote)が搭載されており、スマホで起動しているカメラアプリのシャッターボタンをOPPO Watchから押すことが出来ます。

OPPO Watchで出来ないこと

タッチ決済(※2021年11月現在)

OPPO WatchにはNFCが搭載されています。これとGoogle Payのアプリを使って時計をかざすだけで決済ができる…はずなのですが、日本では現時点では正式に対応していません。

ちょっとしたバグ?のようなもので、Google Payアプリをインストールしてカード情報を追加、そのままタッチ決済などもできるようなのですが、しばらくすると勝手にアプリごと消されてしまう状態です…。
早く日本で使えるようになることを祈るばかりです。

なお、OPPO WatchNFCは搭載していますがFeliCaを搭載していません。
そのため、Google Payが正式に使えるようになったとしてもモバイルSuicaやiD、QuicPayなどの電子マネー決済は使えないものと思われます。
Visaのタッチ決済であれば使えるので、一部の銀行のデビットカードの決済であれば…という感じでしょうか。

バッテリー持ちについて

発売当初はバッテリー持ちが悪いと酷評されていたOPPO Watchですが、今はどうなのか。
結論から申し上げますと、1日普通に使えます。

開封・セットアップをしてすぐの頃はほとんど触っていないにも関わらずみるみるバッテリーが減ってしまい困りましたし、酷いときには寝る直前に満充電の状態で装着→数時間後起床すると残量80%くらいになっていたことも。

購入から3ヶ月半ほど経った現在、
・常時表示:オン
・心拍数の自動測定:オン

で、1日過ごせる程度のバッテリー持ちになっています。
具体的には、就寝時(深夜0時ごろ)に装着し、22時頃に帰宅しても20%前後は残っているような感じです。
調子が良いと、丸24時間着けていても10%程度残っていることがあります。

購入後2ヶ月くらいまでは常時表示をオンにするとバッテリー消費が激しいので常時表示は使えませんでしたが、最近になって何故かほとんど問題なくなりました。
僕は基本的に毎日入浴前に充電を開始して寝る前に装着するようにしていますが、この使い方であればバッテリーを気にすることなく毎日使えると思います。(充電を忘れなければ…)

しかし、頻繁に操作したりアプリを使っているとまぁまぁな速さでバッテリーが減っていくので、その点は注意が必要です…。

もし外出先でバッテリーが無くなりそうになってしまっても、省電力モードに切り替えることでしばらく保たせることが出来るので、突然バッテリー切れで使えなくなってしまうことは心配しなくても大丈夫かもしれません。

良い点

スタイリッシュなデザイン

言ってしまえばアッ○ルウォッチのパクリ…のようなデザインですが、最近はこの手のスクエア型のスマートウォッチも増えていますね。
しかし、流石大手のオッポ。チープさもなく、かなりよく作られていると思います。シンプルながらついじっくり眺めてしまう美しさもあります。

Wear OSによる機能性

OPPO WatchはWear OSを搭載している上、OPPO独自のカスタマイズやアプリの追加などが行われており多機能なスマートウォッチになっています。
特に「OK, Google」で反応するGoogleアシスタントや本体の中だけで使えるGoogle Play等は本当に便利で、これだけでWear OS搭載機を買う価値があるな、と思うほどです。

動きもスムーズで、小さなスマホを触っているかのようなストレスフリーな操作感も魅力です。

気になった点

ヘルスケア用途には向かないかも?

OPPO Watchはスマートウォッチとしてとても良くできていると思いますが、ヘルスケア関係の機能は少なめです。
皮膚温度測定、血中酸素飽和濃度測定、ストレス測定などなど…最近は格安のスマートバンドなどにも搭載されているようなヘルスケア関係の機能がほとんど搭載されておらず、こういった用途で使いたい方には不向きかなぁと思います。

僕の場合はこれらの機能はなくても困ることはないですし、時間が確認できて通知を受け取れて、ストップウォッチや音声アシスタントなどが使えれば日常使いでは十分と考えています。

多機能、だけどバッテリーが…

ご紹介してきたように、OPPO WatchはWear OSを搭載しているため様々なアプリを使えて便利なのですが…
アプリを触っているとものすごい早さでバッテリーが減っていくので、基本的に長時間使うことはできません。

OPPO WatchのみならずWear OS搭載スマートウォッチは大抵アプリを使わないようにしても1日〜2日程度しかバッテリーが保たないので、せっかく色々出来るのにもったいないなぁ…というところです。

まとめ

今回はOPPO Watchのレビューでした。

気になってしまう点もありますが、欠点を理解した上で使えば問題ないかと思います。
僕の生活ではこの時計で困ることは殆どありませんし、普段Androidスマホを使っている僕にとっては馴染みやすく、手首の良き相棒として活躍してくれています。

少しでもお役に立てましたら幸いです。

お読みいただきありがとうございました!