【カメラ編】Redmi Note 9SとRedmi Note 10 Proを比較!
※当記事は2021年5月に執筆をはじめましたが、私生活が忙しく記事を書く時間を確保することが難しく、8月になってからの更新となってしまいました。その間、Mi 11 Lite 5GやRedmi Note 10 JEなどXiaomiから新たなスマホが続々登場しており若干情報が古くなってしまっていますがご容赦いただければ幸いです。
今回は、Xiaomiのスマートフォン「Redmi Note 9S」と「Redmi Note 10 Pro」のカメラ性能を比較し、どのような違いがあるのかをご紹介したいと思います。
↓Redmi Note 10 Proのレビューも書いておりますので、ぜひご覧ください!↓
はじめに
この記事では両者のカメラ性能の違いについてご紹介します。
↓ハードウェア・ソフトウェア面の比較についてはこちらの記事でまとめています!↓
カメラスペックの比較
Redmi Note 9S | Redmi Note 10 Pro | |
---|---|---|
メインカメラ | 4800万画素 | 1億800万画素 |
超広角カメラ | 800万画素 | 800万画素 |
マクロカメラ | 500万画素 | 500万画素(望遠接写) |
深度センサー | 200万画素 | 200万画素 |
フロントカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
最も大きな違いは、メインカメラの画素数が大きく違うことでしょうか。Redmi Note 10 Proは1億800万画素のメインカメラを搭載しています。
高級な一眼レフカメラでも聞いたことのないような数字ですが、果たしてその性能は…
ご覧のように、カメラの数や画素数などは共通点が多いですが、実際に撮影すると仕上がりにはどのような違いがあるのでしょうか。作例を比較しながら見ていきましょう。
写真の比較
左にRedmi Note 9S、右にRedmi Note 10 Proの写真を並べています。
写真の左下にあるウォーターマークでも判別できますので、参考にしていただければと思います。
なお、超広角カメラでの撮影比較をするのを忘れてしまい、今回作例比較をご紹介することができません。大変申し訳ございません。
メインカメラ
まずはメインカメラでの作例の比較です。
中目黒アトラスタワーを撮影してみました。
どちらもくっきりとしていて綺麗ですが、色味に違いがあるようです。
建物の色が、Note 9Sの方がより黄色みが強く濃く、Note 10 Proの方がより白っぽくて薄く見えます。
また、空の色はNote 9Sの方がより淡い色で、Note 10 Proの方がより濃い青色をしています。
Note 9Sは暖色系、Note 10 Proは寒色系の色味、といった感じでしょうか。
4800万画素カメラと1億800万画素カメラ
※4800万画素モード及び1億800万画素モードで撮影した画像はサイズが大きくそのままでは記事に貼り付けることが出来ないため、ある程度サイズを縮小しています。ご了承ください。
次に、Note 9Sの4800万画素モードとNote 10 Proの1億800万画素モードの比較です。
先ほどと同じ中目黒アトラスタワーを撮影しています。
色味はノーマルモードと同じような傾向ですね。
さて、それではそれぞれ可能な限り拡大してみましょう…
こうしてみると一目瞭然ですね。Note 10 Proの1億800万画素カメラの方がより明瞭に壁の輪郭を捉えています。
続いて、目黒川を撮影してみました。
写真左の木を拡大してみます…
こんな感じ。Note 9Sの4800万画素も十分鮮明に葉の輪郭が見えますが、Note 10 Proの1億800万画素はそれを遥かに超える鮮明さです。
正直、これらの高解像度モードはファイルサイズもかなり大きくなりますし、扱いづらいので頻繁に使うものではないかと思います。
しかし、特にNote 10 Proほど鮮明に細部まで見えるとかなり面白いですね。東京の町並みなどを撮ると想像以上に細かいところまでしっかりと見れてしまうのでとても楽しいです。
高解像度モードを使って写真を撮りたいシーンが沢山ある方には、Redmi Note 10 Proの方がオススメできると思います。
夜景モード
次に、夜景モードの比較です。
パッと見では、Note 9Sの方が明るく撮れているように見えます。通常モードとの明るさの違いが分かりやすく、ダイナミックな印象です。
しかし、写真左端の木々をよく見てみると、この部分に関してはNote 10 Proの方が明るく写っていますし、葉の輪郭が確認しやすいように思います。
他にも撮って確認してみたところ、
Note 9S | Note 10 Pro |
---|---|
しっかりと明るくするのが得意。 細かいテクスチャは消えてしまうことが多い。 |
自然に、控えめに明るくする。 細かいテクスチャもある程度しっかりと捉えられる。 |
という違いがあるように感じました。
ここは好みが分かれるところかもしれませんね。
ポートレートモード
次に、ポートレートモードの比較です。
両端末とも、メインカメラでの撮影に加えて深度センサーによって被写体と本体との距離を測り、また恐らくソフトウェア処理の力も使って背景が自然にボケた写真を作り出すことができます。
上手に撮影できず画角が若干変わってしまっていますが、ご容赦ください…
お花を撮影してみました。輪郭を捉えるのが難しい被写体ですが、両者ともかなり自然にボケ感の効いた写真に仕上がっています。
拡大してよく見てみると、Note 9Sの方は花びらと後ろの葉の境目に少し不自然さがあるように見えたりと若干気になる部分はありますが、比べれば…程度のレベルかと思います。スマホのカメラとしては十分なクオリティではないでしょうか。
Note 10 Proではそのような不自然さを感じず、相当綺麗に仕上がっているように思います。
搭載している深度センサーや行われているソフトウェア処理は同じものだと思いますが、ある程度差が出るものなのでしょうか。
ちなみに、撮影後に純正のギャラリーアプリから、写真の中のどの被写体にピントを合わせるかを選択したり、ボケ感の強弱を調整したりすることができますので、若干違和感がある写真もうまいこと修正が可能です。
また、色味については今回はNote 10 Proの方がより色が濃く鮮やかで、暖色系に仕上がっているように思います。
マクロモード
最後に、マクロカメラの比較です。
先ほどと同じお花をマクロカメラで接写しています。
Note 9SとNote 10 Proのカメラスペックの中でもマクロカメラに関しては仕様が大きく異なります。
Note 10 Proのマクロカメラは望遠接写レンズが採用されており、被写体に近寄らず接写ができます。そのため、マクロモードに切り替えると最初からズームされた状態になっています。
Note 9Sの写真は被写体にかなり近づいて撮影しているため影が入ってかなり暗い写真になってしまっていますね。
Note 10 Proでは、望遠で撮影できているため影も入らず綺麗に撮影できています。
また、Note 9Sのマクロカメラは画質も低く、色味も不自然で全体的に暗い印象があったのですが、Note 10 Proのマクロカメラはそのあたりの問題がしっかりと解決されており、いろいろな場面で活躍する使いやすいレンズになりました。
実際、上の作例でも花びらがみずみずしくクリアに写っているのがおわかりいただけるかと思います。
マクロカメラの進化はかなりのものです。
まとめ
今回は、Redmi Note 9SとRedmi Note 10 Proのカメラ性能の比較をしてみました。
日本での発売はNote 9Sが2020年6月、Note 10 Proが2021年4月と一年も差がありませんが、カメラ性能については大きくパワーアップしており、驚きの連続でした。
もちろん、Note 9Sも十分綺麗に写真が撮れますし、まだまだ現役で使えるくらいのスペックで、コストパフォーマンスもかなり優れた一台だと思います。今から手にするのも十分アリだと思います!
これからスマホカメラがどのように進化していくのか、期待したいですね!
お読みいただきありがとうございました。
↓ハードウェア・ソフトウェア面の比較についてはこちらの記事でまとめています!ぜひこちらもご一読ください。↓