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Redmi Note 10 Pro レビュー。Xiaomiが見せてきた高コスパスマホの新時代!

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今回は、Xiaomiが4月16日に発売したスマートフォン「Redmi Note 10 Pro」をご紹介します。

1億800万画素 4眼カメラ120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載している、今話題の高コスパスマホ開封レビューをお届けします!

スペック

まずは簡単にスペックを見ていきましょう。

Xiaomi Redmi Note 10 Pro
CPU Qualcomm Snapdragon 732G
メモリ(RAM) 6GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ 6.67インチ AMOLED(有機EL)
解像度:2400×1080 FHD+
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:240Hz
リアカメラ 1億800万画素 メインカメラ
800万画素 超広角カメラ
500万画素 望遠接写カメラ
200万画素 深度センサー
フロントカメラ 1600万画素 パンチホール型
バッテリー 5020mAh バッテリー
33W急速充電対応
生体認証 側面指紋センサー
AI顔認証
NFC 対応
FeliCa(おサイフケータイ)非対応
スピーカー ステレオスピーカー
インターフェース USB Type-C
3.5mm イヤホンジャック
重量 193g
5G通信 非対応
防滴、防塵 IP53

Redmi Note 10 Proは中国の人気家電メーカーXiaomi(シャオミ)が2021年4月16日に日本で発売したSIMフリースマホです。

多くのショップで34,800円(税込)程度で販売されています。

5Gには非対応、CPUもミドルレンジのSnapdragon 732Gを採用するなどコストダウンを図りながらも、1億800万画素カメラを含む4眼カメラや120Hzのリフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイを搭載しており、ワンランク上の体験が出来る高コスパスマホとして個人的にも期待していた一台です。

本体を見てみよう

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それでは、開封します。

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内容物はこんな感じ。

本体、TPUケース、USB Type-Cケーブル、ACアダプタ、SIM取り出しツール、ユーザーガイド、保証書、保護フィルム(出荷時に貼付済)
が入っています。

外観

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こちらが本体です。カラーバリエーションはグレイシャーブルーグラディエントブロンズオニキスグレーの3色となっており、今回はグレイシャーブルーを選びました。

室内の暗い環境で撮影しているためかなり濃い青色に見えるかと思いますが、実際はもう少し白に近い涼しげな色です。

裏面はさらさらした磨りガラス素材になっており、見た目も肌触りも良いです。

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4眼カメラ部分です。
メカメカしくてかっこいいデザインに仕上げられています。

しかし、かなり出っ張っているのでフラットな面に置いたときのタツがかなりあります。
また、傷も付きやすいと思いますのでケースなどを付けて保護するのが良いでしょう。

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左:本体上部 右:本体下部

本体上部には3.5mmイヤホンジャック、スピーカー、マイク、IRブラスター(赤外線を照射して家電を操作可能)が付いています。

本体下部にはマイク、USB Type-C端子、スピーカーが付いています。

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左:本体左側面 右:本体右側面

本体左側面にはSIMカードスロットが付いています。

本体右側面にはボリュームボタンと電源ボタン(指紋認証センサー)が付いています。

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SIMカードスロットを取り出しました。

本機種はデュアルSIMに対応しており、nanoSIMカードを2枚入れることが出来ます。
なお、5G通信には対応していません。

また、MicroSDカードのスロットもあります。

付属ケース

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付属しているTPUケースを付けてみました。
ケースの背面は本体と同じようなさらさらした加工がされており、一体感がありますね。

出っ張っているカメラ部分もケースをつけることでほぼ面一くらいになり、ある程度は保護されます。

また、USB Type-Cコネクタ部分にはカバーが付いており、充電する際に毎回外す必要があります。

Redmi Note 10 Proの特徴

120Hz対応 有機ELディスプレイ

Redmi Note 10 Proは120Hzのリフレッシュレートに対応しています。
この価格帯では多くのスマホが60Hzである中、その2倍の滑らかさで動くディスプレイはなかなか感動モノです。

しかし、CPUスペックがハイエンド機種と比べると少し控えめということもあって、スクロール中に若干カクつく場面があるのが現実です。
基本的にはずっと120Hzの滑らかな動きを体験出来ますが、iPad Proのような常にヌルヌルな操作感…とまでは行かない感じです。

ディスプレイは有機ELディスプレイを搭載しています。
有機ELは黒い部分が発光しないという特徴があり、液晶を搭載したモデルにはない「常時オンディスプレイ」機能も搭載されています。

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なお、リフレッシュレートは初期設定では60Hzに設定されているので、設定アプリでリフレッシュレートを変更する必要があります。

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左:液晶 右:有機EL

液晶を搭載したRedmi Note 9S(左)と有機ELを搭載したRedmi Note 10 Pro(右)を並べてみました。
どちらも画面の輝度は最大にしています。

画像では伝わりにくいのですが、細かい文字などは有機ELのRedmi Note 10 Proの方がクッキリと見えるように感じます。
根本的な仕組みが違うので色合いもかなり違いますね。

1億800万画素 4眼カメラ

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Redmi Note 10 Proの一番の目玉と言っても良いかもしれません。
ハイエンド端末にも負けないような性能のカメラを搭載しています。

・1億800万画素 メインカメラ
・800万画素 超広角カメラ
・500万画素 望遠接写カメラ(マクロカメラ)
・200万画素 深度センサー

の4つのカメラを搭載しており、用途によって使い分けることが出来ます。

なお、200万画素の深度センサーについては、ポートレートモードの時にこっそり動いているだけで写真を撮る用途として使うことは出来ません。

カメラでの作例は後ほどご紹介します。

ステレオスピーカー

本体上部と下部にスピーカーが付いているので、本体を横向きにして動画を観るときなどしっかりステレオで音を聞くことが出来ます。

スピーカーの音質はなかなか良いです。気軽に音楽を聴きたいときなど、スマホのスピーカーを使う場面が結構あるので個人的にとても嬉しいポイントです!

大容量バッテリー

Redmi Note 10 Proは5020mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
朝からそこそこ使い続けても夜まで持っちゃう。使い方によっては2日くらい持っちゃう。そんな大きさのバッテリーです。

ただ、前述した120Hzのリフレッシュレートをオンにしていると意外とバッテリーの減りが早くなってしまうので少しでも長く保たせたい方は60Hzに設定しておいたほうが良いかもしれません。

ベンチマークテスト

ベンチマークアプリ、「AnTuTu Benchmark」を使ってベンチマークテストをしてみました。

AnTuTu Benchmarkのバージョンは「V9.0.5-OB」です。

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スコアは「319523」でした。

カメラ性能

作例をご紹介しながら、カメラ性能を見てみたいと思います。

超広角カメラ

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左:メインカメラ 右:超広角カメラ

まずは、超広角カメラでの作例です。

西武池袋本店の屋上にある、食と緑の空中庭園というところで撮影しています。
左がメインカメラ、右が超広角カメラでの写真となっています。

最近のスマホには超広角カメラが搭載されるのが当たり前のようになってきているので新鮮さはあまりないですが、十分広く綺麗に撮ることが出来ます。

撮影時間が遅く暗くなってしまっていたので写真自体はノイズが多く残念な仕上がりになってしまいましたが、画角の違いをご覧いただければと思います(;´∀`)

1億800万画素カメラ

※1億800万画素モードで撮影した画像はサイズが大きくそのままでは記事に貼り付けることが出来ないため、ある程度サイズを縮小しています。ご了承ください。

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左:ノーマル 右:1億800万画素

次に、名前を聞いただけで迫力がすごい1億800万画素カメラでの作例です。

中目黒アトラスタワーを撮影してみました。
左がノーマルモード、右が1億800万画素モードでの写真となっています。

パッと見はほとんど同じように見えますね。どちらも綺麗に撮れています。

しかし、本当にすごいのはここから。1億800万画素モードで撮影した写真を拡大してみると…

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すごく鮮明に壁の輪郭が見えます。

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左:ノーマル 右:1億800万画素

続いて、目黒川を撮影してみました。
相変わらずノーマルモードでも1億800万画素モードでも鮮明に撮影できています。

さて、1億800万画素モードの拡大は…

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ご覧の通り。写真左の木を拡大してみました。
葉の一枚一枚がハッキリと見えます。恐ろしい解像度…

夜景モード

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左:ノーマルモード 右:夜景モード

次は、夜景モードでの作例です。

西武池袋本店の屋上にある、伏見稲荷神社を撮影してみました。
都会の百貨店の屋上に突然現れる神社という面白さもあり、個人的にとてもお気に入りのスポットです。

さて、左がノーマルモード、右が夜景モードでの撮影です。

ノーマルモードではかなり暗く写っていた写真右の壁や写真左の木々が、夜景モードではある程度見えるようになっています。

しかし、個人的にはRedmi Note 10 Proの夜景モードはあまり使いやすいものとは感じていません。
少し明るく撮れるのでもちろん使い所は色々あるのですが、他社製スマホの夜景モードの方がより明るく綺麗に撮れることも多いので、感動は少ないです。

ポートレートモード

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次は、ポートレートモードでの作例です。

お花を撮影してみました。
深度センサーとソフトウェア処理の両方がしっかりと働き、自然な背景ボケの効いた雰囲気の良い写真が撮れています。

こういった輪郭が細かい被写体だとボケる必要のないところまでボケてしまうなど不自然な仕上がりになることが多いですが、ほとんど違和感のない綺麗な写真に仕上がりました。

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続いて、最近話題になっていた御茶ノ水駅の「消毒駅」です。
少し分かりづらいですが、左奥に見える改札などが自然にボケていて、被写体となっている消毒駅が際立つ仕上がりになっています。

スーパーマクロモード

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最後に、望遠接写レンズ(マクロレンズ)を使ったスーパーマクロモードでの作例です。

先ほども登場したお花を近くで撮ってみました。
花びらの質感がよく分かりますね。

マクロカメラでの撮影は被写体にかなり近づくことになりますが、あまりに近いとスマホや手で影が入ってしまって暗く写ってしまうことがよくあります。

Redmi Note 10 Proに搭載されている望遠接写レンズは名前の通り望遠撮影が出来るマクロレンズとなっており、カメラアプリで「スーパーマクロモード」に切り替えると、最初からズームされた状態でマクロモードが起動します。
そのため、影が入ってしまうことなくマクロ撮影を楽しめます。かなり使いやすいです!

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左:ノーマル 右:マクロ

続いて、ワイヤレスイヤホンのロゴ部分を撮影してみました。
メインカメラからマクロカメラに切り替えると、これくらい近づいて撮影できます。

更に、マクロモードでは2倍までデジタルズームが効きます。
デジタルズームを組み合わせると…

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ここまで近づけます。肉眼ではもはや見ることの出来ない近さ…

ただ写真を撮影するだけでなく、細かい傷の発見など様々な用途で活躍してくれる機能ではないでしょうか。

良い点

本体の質感が高い

Redmi Note 10 Proは、3.5万円で買えるとは思えないほどの見た目をしていると思います。磨りガラスの背面、メカメカしいカメラユニットなど…

パッと見ハイエンドクラスのスマホに見える本体の質感は、持っているだけで楽しくなってしまいます。

ディスプレイの性能が良い

有機ELで発色が良く、120Hzのリフレッシュレートに対応しスクロールの滑らかさも持つ…この価格帯のスマホの中ではディスプレイの性能の良さが特に目立つ一台だと思います。

特に120Hzの滑らかさは一度体験すると、60Hzに戻れないほどの快適さがあります。

圧倒的なカメラ性能

当記事でも大きく取り上げましたが、本当にカメラの性能に感動するばかりです。
なんとなく目に留まった景色をパシャっと撮ると、すごく良い雰囲気で撮れているのが楽しくてつい沢山撮ってしまいます。
ポートレートやマクロの出来栄えもかなり良いので、撮りすぎて写真の容量がすごいことに…(;´∀`)

気になった点

CPUのパワー不足を感じる時がある

Redmi Note 10 Proに搭載されているCPU、Snapdragon 732GはミドルレンジCPUとして十分な性能を持っていますし普段使っていて困ることはほぼないのですが、やはりスクロールのカクつきが起きたり処理に少し待つ時間があったり、パワー不足を感じることが時々あります。

カメラに手ブレ補正がない

Redmi Note 10 Proのカメラには光学式手ブレ補正が搭載されていません。
自宅で犬の写真を撮ることが多いのですが、少しでも動きがある被写体を撮ろうとするとかなりブレやすいです。

また、歩きながら景色を撮るようなときにも、ブレてしまうので必ず止まって撮影する必要があります。

画質は良くても撮影の難易度が高く失敗してしまうことが多いので、手ブレ補正が欲しいです…!この価格のスマホに求めてはいけないのかもしれませんが…!

まとめ

今回はXiaomiの新しいスマホ、Redmi Note 10 Proのレビューをお届けしました。

3.5万円で機能盛りだくさんの高コスパスマホとして登場し、あまりの人気に未だに手に入りにくい状況が続いているようです。
コスパスマホ市場に革命が起きそうな一台ですね。いや、もう起きてる…?

これからのスマホの進化が楽しみです!

お読みいただきありがとうございました。