【3万円Chromebook】Lenovo IdeaPad Duetで生活が変わるかも【レビュー】
最近CMでよく見かける、Chromebook。
Googleが作っているChrome OSを搭載したパソコンということで以前から興味はありましたが、最近そのシェアがAppleのMacBookを超えたというニュースを聞き、より気になる存在に。
そしてついに「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」を手に入れ、その快適さに生活が変わってしまう気さえしたのでご紹介したいと思います。
※この記事ではハードについて書いております。Chrome OSの魅力についてはまた別の機会に語りたいと思います。
スペック
まずは簡単にスペックを見ていきましょう。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook | |
---|---|
CPU | MediaTek Helio P60T |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ | eMMC 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS液晶 1920×1200ドット |
インターフェース | USB Type-C (USB 2.0) ×1 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
マイク | デジタルアレイマイクロフォン |
カメラ | 前面:200万画素 FF 背面:800万画素 AF |
重量 | 本体のみ:約450g キーボード・スタンドカバー装着時:約920g |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 |
CPUはMediaTek Helio P60Tという、いわゆるモバイル向けのCPUを採用しています。多くのChromebookがIntelのPC向けCPUを搭載している中、珍しい機種です。
モバイル向けCPUというのは低消費電力等のメリットももちろんありますが、本機は2 in 1のPCでタブレットとしても使えるため、やはりモバイルユースを意識していると思います。
※既に保護フィルムを貼り付けている写真が記事内に出てきます。実際のディスプレイはグレア液晶(光を反射するタイプ)ですのでご注意ください。
本体を見てみよう
PCモードとタブレットモード
IdeaPad Duetはこの3つのパーツから出来ています。
すべて組み立てると…
このように、パソコンのような形状になります。これがPCモードです。
キーボード・スタンドカバーはマグネットで本体にバチッとくっつくようになっています。
着脱が楽な上、簡単に外れてしまう心配もなく良いですね。
キーボードを外すと、自動でタブレットモードになります。
背面のスタンドカバーも外してしまえば結構軽くなるので、気軽に持ち運んで使うことができそうですね。
キーボード
これがIdeaPad Duetの付属キーボードです。
日本語配列ですが、Chromebookはどの機種もChrome OS向けの少し特殊な配列になっているため、最初は違和感があるかもしれません。
しばらく使ってみると、よく考えられた良い配列だと感じられます。
IdeaPad Duetに関しては、大きさの都合上どうしてもホームポジションから外れた右のほうが詰まってしまっています。
記号やエンターキーが小さいのでどうしても打ちにくさを感じてしまいます。
キーの質感は悪くないです。プラスチッキーではありますがマットで安っぽくはないと感じます。
印字はレーザー刻印のようで、劣化しにくく見た目にも良いので気に入っています。
キーの機構はパンタグラフ。タッチ感は「カチャカチャ」という安っぽい感じではなく、「パタパタ」と少し上品な感じがします。個人的には好みなタイプのパンタグラフキーボードです。
打鍵音が聞けるようタイピング動画を撮ってみました。
スタンドカバー
背面のスタンドカバーは、自由な角度に開いて本体を立たせることが出来ます。
指を引っ掛けて開けられるような溝も用意されていて親切です。
しかし、気になるところも。
・劣化してくる
スタンドカバーはファブリック素材で作られているのですが、使っていると写真のようにほつれてきます。
あらゆる場所が毛羽立ってきて、見た目もよくありません…
・重い
単純にとても重いです。スタンドカバーだけで200gを超えています。
本体裏にしっかりとくっつくように鉄板が入っているのが原因かと思いますが、長距離の持ち運びも想定しているので個人的にはかなり気になってしまいました。
そこで…
スタンドカバーは外してしまい、MOFT Xという折りたたみ式タブレットスタンドを貼り付けています。
スペースを調整し、ペンホルダーも貼り付けてUSIスタイラスペンを収納できるように。
↓使用しているUSIペンとペンホルダーについてはこちらの記事でご紹介しています!↓
今回はMOFT Xについては詳しく触れませんが、コレに変えることで付属のスタンドカバーでは出来なかった縦置きも出来るので非常に重宝しています。
サイズ感
IdeaPad Duetは10.1インチのディスプレイを搭載した機種です。
この価格帯のPCとして見るとベゼルも細めで、スタイリッシュな印象を受けます。
10.2インチのiPadと並べてみました。
IdeaPad Duetのほうが一回りスリム、といったところでしょうか。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、持ってみるとこんな感じです。
持ち運びはしやすい大きさだと思います。
良い点
お手頃価格
Chrome OSは動作が軽く、スペックが低いマシンでも結構動いちゃうOSです。従ってスペック抑えめの安価な機種が多いです。
IdeaPad Duetもスペック抑えめで比較的安価な機種のひとつ。発売当初は45,000円くらいだったようですが、発売から1年も経っていない今、既に3万円前半くらいで買えてしまいます。セールのタイミングだと3万円を切ることも。
ディスプレイが綺麗
IPS液晶を採用しており発色がよく視野角も広いので、かなり綺麗に感じます。
デザインが良い
本体はアイスブルーとアイアングレイのツートンカラーで可愛らしく、好みです。
キーボードも安さを感じさせないデザインですし、スタンドカバーのファブリック素材もカジュアルな雰囲気で素敵です。
やりたいことがサクッと出来る
- OSの起動が10秒程度で早い
- PCモードとタブレットモードの切り替えが簡単
- タッチにも対応していて作業しやすい
などなど、やりたいことを直感的に、スムーズに出来るのがとても魅力的だと思います。
気になる点
タッチパッドの精度が微妙
購入後一番に気になったところです。
指を少し動かして細かく操作しようとするとカーソルが動かず、しっかり大きめに動かさないとカーソルが動いてくれない事があったりします。
店頭で他のChromebookを触っても同じように感じたのでこれは機種の問題ではなくOSの問題かもしれません。
スタンドカバーが重くて脆い
これは先ほども書きましたが、やはりスタンドカバーの重量と素材の劣化は気になってしまいます。
インターフェースが寂しい
IdeaPad DuetにはUSB Type-Cのポートが一つあるのみで、USB Type-AやSDカードスロット、イヤホンジャックといったものは一切ありません。
それらを使うには別途変換アダプタやハブを用意しなければいけない(イヤホン用の変換アダプタは本体に付属しています)ので、少し残念に思いました。
生活が変わるかもしれない
こんなコンパクトなタブレットのような見た目をしたChromebookですが、その中で動くChromeブラウザは「フルのChrome」なんです。
WindowsやMacで使えるあのChromeがそのまま使えてしまうんです。もちろん拡張機能も使えます。
更に、瞬時にタブレットに切り替えて姿勢を変えて使ったりもできちゃう。
場所や状況を気にせず思い通りに作業が出来るので、すごく快適です。
ある程度のことがストレスフリーにこの一台でこなせちゃうという便利さにハマってしまって、IdeaPad Duetを手にしてからはスマホやパソコンを使う機会がグッと減りました。
起動も早いのでわざわざデスクトップPCを立ち上げようと思わなくなってしまうんですよね。
Chrome OSもこれからどんどん進化していくと思いますし、普段の生活の中での活躍が期待出来ます。
まとめ
Lenovo IdeaPad Duet Chromebookのレビューでした。
ガジェット好きの僕にはたまらないロマンの詰まった一台です。数日使っただけでその便利さにどハマりしてしまったので、これから更に色々な使い方を見つけていきたいです。
ネットサーフィンや動画視聴、簡単なOffice作業などができれば十分、という方やビデオ会議などのオンライン授業用途がメインの学生さんにはオススメの一台だと思います。
基本的に動作はサクサクしていますが、動画サイトや画像の多いSNS、Androidアプリなど一部の場面で動作の重さを感じることがあったので、CPUがパワーアップしてメモリも8GBくらいに増えた後継機が出てくれればとても嬉しいです。お値段も上がってしまいそうですが…(;´Д`)
Chrome OSや周辺機器についてもまた別の記事でお話出来たらと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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