Chromebookで画面の明るさ自動調整をオフにする方法【Androidアプリ】
Chrome OSはデフォルトで画面の明るさが自動調整されるようになっています。
Chromebookを使っていると、勝手に画面の明るさが変わってしまって困る…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はその問題を解決する方法をご紹介します。
※当記事は筆者の環境(Lenovo IdeaPad Duet Chromebook & Chrome OS M89)での解決策を書いたもので、デバイスやOSバージョンの違いにより同じ方法でも解決しない可能性があります。
Chrome OSの仕様
明るさ自動調整
僕が使っている「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」のディスプレイ上、前面カメラ部の写真です。
保護フィルムを貼っていますが、カメラの左横にも穴が開いているのが分かるでしょうか。この部分が光センサーになっています。
スマホなどでもよくありますが、周辺の明るさに合わせて画面の明るさも自動で変わる「画面輝度自動調整機能」がChrome OSにもついています。
問題なのは、この機能がオフに出来ないということです。
一応オフに出来る
僕の環境で試したところ、Chromebookを再起動した後は明るさの自動調整が毎回オンになるようです。
そのため、光センサー部分に手をかざすと画面が暗くなっていきます。
しかし、一回でも手動で明るさを変えれば輝度はそのまま固定されて自動調整されなくなります。
一応、そうすればオフには出来ますが…再起動するたび自分で好みの明るさに調整しないといけないので、とても面倒です。
悩んでいたところ、このような記事を見つけました。
この記事では「chrome://flags」から明るさの自動調整を無効にする方法が紹介されていますが、なぜか僕の環境では無効化されませんでした。
お使いのデバイスによってはこれで解決する可能性もあるので、まずはこの方法を試してみるのも良いかもしれません。
アプリを使う
Androidアプリ「RuleBot」
皆さんご存知の通り、ChromebookではAndroidアプリをインストールして使うことが出来ます。
そこで、Androidアプリを使って半ば無理やりに明るさ自動調整機能を無効化してやろう、というアイデアを思いつきましたので、手順をご紹介します!
今回はこちらのRuleBotというオートメーションアプリを使って解説します。
おそらく同じようなオートメーションアプリや、マクロを組めるアプリで同様のことが出来ると思います。
手順
まずはPlayストアを起動して「RuleBot」と検索するか、こちらからアクセスしてインストールしてください。
アプリを起動して、表示される案内に従って進んでいきます。
「システム設定の変更の許可」をオンにします。
アプリのトップ画面に戻るので、上の「「バックグラウンドで実行中」または……」をクリックします。
「通知へのアクセス」から「RuleBot」をオンにします。
再びトップ画面に戻るので、上の「RuleBotは自動化ツールです……」をクリックし、「許可」をクリックします。
右下の「+」ボタン→「基本規則を追加」をクリックします。
マクロを組む画面が出てくるので、まず一番上の「イベント」をクリックします。
下にある「イベントを追加」から「ブート完了」を選択します。
一つ前の画面に戻り、今度は上から3番目の「アクション」をクリックします。
下にある「アクションの追加」から「画面の明るさ」を選択します。
アクションに追加された「画面の明るさ」をクリックし、好きな明るさを選択します。僕はここで95%を選択しています。
ちなみに、明るさ95%はこれくらいの明るさです。
明るさの設定が終わったら一つ前の画面に戻り、右上のチェックマークをクリックします。
トップ画面に「ブート完了」のマクロが追加されていれば完了です。
(最初から登録されている「画面がオンのときに通知を…」はそのままでも、消してしまっても大丈夫です。)
実際の動作
上記の通り設定することで、「再起動時に自動で明るさを○○%に設定する」というマクロを組むことが出来ました。
試しにChromebookを再起動してみると、少し経ってから画面の明るさが自動で変更されるはずです。それ以降は画面の明るさが自動調整されることはありません。
常駐する通知を消す
RuleBotで設定をすると、ステータス領域の上の通知欄に常に「RuleBot ・ 有効規則 (○/○)」という通知が表示されてしまいます。
この通知を消すためには、右上に出てくる小さい歯車のアイコン(通知設定)をクリックし、右上の「i」をクリックします。
RuleBotのアプリ情報が開くので、「通知」から「アイコンなしの通知」のチェックを外します。
これで、通知欄の常駐通知は表示されなくなります。
まとめ
今回はRuleBotというアプリを使ってChrome OSの画面輝度自動調整を無効化する方法をご紹介しました。
この方法は、Chrome OS M89で問題なく使えていますが、OSのアップデートなどにより今後また状況が変わるかもしれません。
一応Googleの方にもフィードバックとして「明るさ自動調整のオンオフを選択できるようにしてほしい」と伝えてはいますが、是非とも最初から設定できる仕様にしておいてほしいですね…
少しでもお役に立てれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。